白血病をやっつけてめっちゃ元気に生きてるおっさんブログ

骨髄性白血病(CML)、急性転化、皮膚浸潤、同種造血幹細胞移植について

驚愕!そして発覚

わたしの戦闘力は530,000です。-ドラゴンボールより

当時、フ○ーザ様のこのセリフを聞いて震え上がったキッズは多かったはずだ。

 

この日、初めて血液内科の診察を受ける。
開口一番「あなたの白血球数は580,000もあります。」
と、言われたところでピンとこない。  

「ヒトの血液内に含まれる白血球数は、だいたい3400〜9500程度の範囲なんですよ。ところが、あなたの場合580,000以上にまで増えているんです。」

  …フ○ーザ様超えてる!!
この数ヶ月の間の不調の原因はこれだったのか!!!

  • 白血球数 およそ580,000
  • Blast(芽球) 7%

Blast(芽球)とは白血病細胞である可能性が高い、または未熟な細胞のことである。
これが20%を超えると急性期と見なされる。

慢性骨髄性白血病の疑いがありますので、詳しい検査が必要です。」 と言われた後は、もうその医師に従う他なかった。

慢性骨髄性白血病とは何なのか、移行期や急性期の説明、芽球(Blast)のこと、慢性期であれば薬で治療が出来るなどの説明を受け、マルクと骨髄生検を行うために処置室へ。

 

マルク(骨髄穿刺)や骨髄生検の処置についてはこちらの記事にも詳しく記載していますが、骨髄の中にどのくらいの白血病細胞がいるのかを調べるためにボールペンの芯くらいの太さがある長い針を腰の骨に刺して髄液を採取する検査です。 骨髄注射というやつです。
これだけ聞くと極めて恐ろしい処置ですが、当然初めに麻酔があるので想像以上にご安心下さい。聞きかじりで激痛がするものだと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、全くもって余裕の処置です。本当にご安心を!!  

慢性期の時点ではスプリセル(ダサチニブ)を生涯飲み続けることで白血球を正常値にまで下げ、何ら問題なく通常の生活が出来るということ、2週間程度の入院で済むと言う説明にただただ安堵していた。

人によっては入院も不要であるというのも、安心材料であった。

医療はものすごい進歩しているんだなと感動し、さっそく入院の方向で話を進めた。

ずっと気になっていた左脛の一部にある虫刺されのような不思議な腫れは、この時点ではあまり病気とは関係ないかも知れないとのことだったのだが…。