白血病をやっつけてめっちゃ元気に生きてるおっさんブログ

骨髄性白血病(CML)、急性転化、皮膚浸潤、同種造血幹細胞移植について

【個人的感想】分子標的治療薬の副作用について

慢性骨髄性白血病の治療薬について、実際私に起きた副作用をまとめてみました。
6月の初回入院から移植までの間の3ヶ月で下記の2種類をそれぞれ1ヶ月半ほど使いました。
あくまでも私の経験上のものですが、参考までに♪

ダサチニブ(スプリセル)

ダサチニブ:錠剤:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

小さく飲みやすい錠剤。
メチャクチャ強力な薬なので絶対に子供が取れないような場所に置くとともに、厳重に管理すること。

私の副作用
飲み初めの頃は微熱、頭痛や動悸、吐き気が出ました。
慣れるとそれも起こらなくなりました。
一般的には3ヶ月もするとほとんど慣れてしまうらしいです。
慢性期の人はこの薬だけで通常モードに戻る場合が多いそうです。

しかし、胸水が貯まる確率が高いそうで、私にもその副作用が出た。
一時退院からしばらくして、お辞儀の用な体勢を取ると胸が苦しくなることが多くなってきた。
後日、PET検査を行った際に大量の胸水が肺に溜まっていることがわかり別の治療薬に変更することになった。
※胸水が肺にあると移植が出来ないため

ニロチニブ(タシグナ)

ニロチニブ:カプセル:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

私の副作用

ちょっと飲みにくい大きめのカプセル。
飲んで一週間ほどで物凄くニキビが増えた。
ProActiveが欲しくなるレベル。
それと皮膚の乾燥が起きる。

一番厄介だったのが頭皮の痒みと荒れだ。
特に真夏に服用していたため少しでも汗をかくと頭皮がピリピリと痛みだす。
ドライヤーの冷たい風を当てたりして緩和するようにしていたが、かなり大変。

そして金田一耕助もビックリの大量フケ問題!!
ある日PC作業をしながら頭がかゆいな〜と思って髪を手櫛でサッとやると、 キーボード上にパラパラパラ…と粉が。
えっ?と思って急いでベランダに出て頭をガサガサやると止めどなく落ちていくフケ。
すぐさまシャワーを浴びるも、しばらくするとまた出てくる。
おかげで起床後フケを落とすことが毎朝の日課になってしまった。
気をつけないと車の中も粉まみれになるレベルなので、移植を決意した頃にバリカンを購入して一気に丸坊主に♪
ちなみに移植前処置(抗ガン剤投与)のため9月末には服用を中止したが、2週間経過した今も痒みは無くなったものの若干頭皮は乾燥している。
その他のニキビや肌荒れは嘘のように消えたので安心。
どちらの分子標的治療薬もかなり強力であるが、人によって副作用の出方は異なるとのことです。

飲み忘れが一番怖い!!

毎日、継続的に服用しないと行けない薬なので、うっかり飲み忘れたが無いようにしなければなりません。
また、小さなお子様やペットと一緒に暮らしている方はラムネやお菓子だと勘違いして飲まれたら一大事です。
ぜーったいにお子様が取れない高さに保管しなければなりませんし、ある程度の年齢の子だったら「これはすごく重要な薬だから触らないようにね」と説明しておきましょう。

我が家はこんなアイテムを買って飲み忘れ防止&チビ達が触らないように管理しました。
慣れてくると「あれ?今日薬飲んだっけ?」となる日もきっと出てきます。
飲んだら錠剤のゴミもそのまま入れておくと間違いないです。