白血病をやっつけてめっちゃ元気に生きてるおっさんブログ

骨髄性白血病(CML)、急性転化、皮膚浸潤、同種造血幹細胞移植について

さっそく入院、大量の生理食塩水で副作用を抑える

準無菌室へ

慢性骨髄性白血病と診断され本来ならすぐにでも入院をしたかったのだが、病院や病室の都合もあるため5日後の本日、入院へ。

幸いなことにネット環境とノートPCがあれば仕事が出来る環境にあることに心から感謝をしている。

準無菌室という、決して無菌ではないが外との接触に対しては、まぁまぁ気を付けています。という部屋に入ることが出来た。
この部屋に入室するすべての者は毎回しっかり手を洗う条件になっており、また部屋の外とは2枚の扉で隔てられているため比較的クリーンな環境を維持しているのである。
※同じ部屋のじーさま方、入室時はもちろんのこと、トイレの後も手を洗わずにガンガン入って来てますが大丈夫ですか???

大量の生理食塩水

この日、僕は増えまくった白血球の影響による胃と脾臓の腫れにより腹部がパンパンになっていた。
熱も37度前後の微熱が続いていた。

入院の主な目的は2つ。

  1. これから分子標的治療薬を服用することによる副作用が想定されるので、様子を見るため。

  2. そして薬を使用すると腫瘍崩壊症候群を起こし、腎機能不全など体に負担をかける可能性があるため、大量の生理食塩水を入れてどんどん排泄を促し、その負担を少なくさせること。

腫瘍崩壊…!?なんて恐ろしい言葉なんだ。

腫瘍崩壊症候群/腫瘍融解症候群(しゅようほうかいしょうこうぐん/しゅようゆうかいしょうこうぐん):[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

まず手始めに土日の2日間で3リットル/Dayの生食を入れ続け、週明け月曜から治療薬であるスプリセルの服用を始めるというスケジュールだ。
生食はその後も2リットル/Dayで入れ続ける。
毎朝体重を測るのだが、生食の影響で体重が増える増える。
さらに意識的に水もガブガブ飲み、何度もトイレに行き腫瘍崩壊が起きないようにひたすら準備をする。

入院初日は採血などの基本的な処置をして、後は寝ているだけ。
この日、気付いたのだが以前からある左脛のシコリのような腫れに加え左の太ももにも同じようなシコリが現れ熱を帯びている。

なんだろうか?と思いながらも、おとなしく眠りに着く。
なんだか右のお尻の奥の方でシコリの様なものがあって痛む気がするが、これはベッドが固いため慣れないベッドで炎症でも起こしたのだろうと勝手にそう思い込むことにした。(これが後にとんでもないことになるのだ。)

夜中に何度もトイレに行く。
腫瘍崩壊なんて聞くだけでおっかない言葉なので、意識的に水を飲みガンガントイレに行く。

早くスプリセルが飲みたい。そしてさっさと終わらせたいという気持ちが高ぶる週末であった。


そして、これからの長い時間を過ごすのにどうしても必要なものがあった。
「頼む!ドラゴンボールが必要だ!!全巻集めてくれさい!!!」
マッハで用意してくれた妻に心の底から感動した。