急性転化…ですか。
右足の太さ1.5倍キャンペーン開催
前回の記事で、ロビーで歩けなくなる事件を書いたが、なんとか部屋に戻るもうつ伏せのまま、一切動けない。
寝返りさえも無理なのだ。
腫瘍の破裂による腫れと内出血でパンパンになり1.5倍位の太さになった右足は、まるで神経が通っていないかのように意識を集中して動かそうとしてもビクともしない。
これには本格的に参ってしまった。
トイレに悩む
人間というのはリスクを克服できるように設計されているらしく、なんとか腕の力だけで身体を持ち上げ、定期的な寝返りを行うというスキルを身に着けた。
たかが寝返りをするのにも毎回イメージと気合が必要になる。
仰向けになるとなんとかテレビを見たり携帯をいじったりも出来るようになったのだが、一番の問題は足の痛みがひどすぎて、トイレにも行けなくなってしまったことである。
また、一日中生食を入れ続けているのにも関わらずトイレに行きたくならないのだ。それも問題である。
何度か「私はトイレに行きたい。私はトイレに行くのだ!!」と念じるも、まったくその気にならない。
ま、そのうち行きたくなったら考えようということで放っておくことにする。
やはりやはりの皮膚浸潤からの急性転化
そんなこんなで先週行った皮膚生検の結果の一部が戻ってきたということで、担当の医師と話をすることとなる。
単刀直入に言えば、
- やはり足やお尻の腫れは「皮膚浸潤」であること。
- このままでは予後が悪いということ。
- 移植するしか無いということ。
- 当然退院など不可能で、来週から抗ガン剤との併用治療をするということ。
つまりは慢性期から急性期への移行というさすがに凹むしかない宣告をされたのであった。