白血病をやっつけてめっちゃ元気に生きてるおっさんブログ

骨髄性白血病(CML)、急性転化、皮膚浸潤、同種造血幹細胞移植について

PET検査

初めてのPET検査

今日は赤坂インターシティAIRにある施設にてPET検査を行う日だ。
PET検査5時間以上前から絶食しなければいけないので朝から腹ペコである。
PET検査とは?|基礎知識&治療説明|がんと生活習慣病の早期発見サイト「PET検査ネット」

検査としては体の中にがん細胞がいるかどうかをブドウ糖に似た液体を注射してMRIに似た筒状の機械に入って体を調べる。

非常に綺麗な施設で安心感がある。受付を済ませさっそく静脈注射をする。
2mlくらいの液体を注射したらペットボトルウォーターを渡される。
※理由は忘れてしまったが注射の後はお水をしっかり飲まなければいけないそうだ。
「なるべく早くに全て飲んでください」とのことだったので一気飲みをして待機のため個室へ。
そして全身に充分液体が行き渡るまで1時間くらい休憩をする。
「処置が始まる時にお呼びしますのでそれまでに必ずお手洗いを済ませてください」と言われたが、大丈夫あれだけの水を飲めば誰でも行きますって。

いざ、検査開始

TVを見ながらぼーっとしているとインターホンが鳴り「処置室へどうぞ〜」と呼ばれる。
さっきの水一気飲みが効いてる、念の為もう一回トイレ行っておこうっと。

部屋に入るとMRI検査で使うような大きな機械に寝かされ、体をガッツリ拘束される。
「足の方からゆっくりと移動しながら撮影をしていきますので、なるべく動かない用にしてくださいね。」と言われ、筒の中を通り向こう側にスライドしていく。
「20分くらいかけて、ちょっとずつ撮影をしていきますので頑張りましょうね、でもどうしてもって時は大きな声で呼んで下さい。」と検査担当のお姉さん。
大丈夫、余裕余裕!寝てればいいんでしょ??

部屋の温度はやや寒い…。
動けない、トイレに行けないとなると人間というのはなぜこうも逆の反応を起こしてしまうのだろうか…。
足からちょっとづつ、ホントにちょっとずつ筒の中に身体が入っていく。
機械にはカウンターがつけられており、20分からカウントダウンされていっている。
一切動けない身体が段々ムズムズしてくる、そして決して頭の中で思い描いては行けない場所。
「TOILET」
膝ぐらいまで足が入っていく。身体は固定されており動かしにくい。
そもそも動くと撮影画像が乱れるので動いてはいけない。
「TOILET」
ようやく腰くらいまで身体が入るがカウントダウンタイマーはまだ残り16分もある… 「長いなぁ、あと16分もこのままかぁ」
「…TOILET」
動けない上にこの狭い筒の中に身体が入っていくことになぜか恐怖が芽生え初め、息が苦しくなってきた。
「TOILET!!」
頭まで完全に筒の中に入り少しづつ撮影されていく私。
しかし動けないし、さっきから私を呼んでいるあの場所….。
「すっ!すいませ〜ん!」

すぐさま扉が開き、「どうしましたか?」とお姉さん。
そんなことは決して無いのだが、「チッ!」という心の舌打ちが聞こえたような気がする。
「ホントごめんなさい!!」と言って、再開。
有り難いことに途中からやり直せるとのことだったので一安心、無事に終了。

当日中に結果が出る。

妻とランチを済ませ、病院で診察へ。
検査の結果、身体の中には白血病のがん細胞が見つかりませんでした!!
PET検査では、ほとんどのガンを見つけられるので、他のガンも併発してたらやだなあと恐れていたがそれも無く一安心。
しかし、スプリセルの継続による副作用で胸水が溜まりまくっているということが判明した。
ココ最近の息苦しさはそれだったのか…
もし移植するとなると、胸水が溜まってると出来ないということで、この日から薬をタシグナに変更。
スプリセルは副作用として胸水が溜まりやすいとのことであった。

ここで、改めて医師と話し合い。
「今は完全な慢性期、HLAがフルマッチの細胞があるのだから、GVHDも比較的軽くて済むかと思います。移植をするのが良いと思います。同じ患者が10人いたら10人にそう言います」とのことだ。

もう頭の中では答えは出ているが、やはり不安だ。
先延ばしにして将来再発してからの移植のリスクよりも、今この状況で移植する方が良いということだ。
だが、再発せずにこのままずっと生きていけるかもしれないし、医学の進歩とともに新たな薬や他の治療方法の登場も考えられる。
なんせ余命1年とかではなくなったので、考える時間は充分にあるからだ。

だが、もう決めることにした。
白血病とはさっさとオサラバしよう。
先生、移植の方向で進めて下さい!!