白血病をやっつけてめっちゃ元気に生きてるおっさんブログ

骨髄性白血病(CML)、急性転化、皮膚浸潤、同種造血幹細胞移植について

初めてのスプリセル

副作用に怯える

大量の生理食塩水点滴のおかげですっかりトイレマンになった週末。
いよいよ本日から慢性骨髄性白血病の治療薬スプリセルの服用を始める。

時に頭痛、吐き気、胸水が貯まるetc...などの様々な副作用が起こる可能性があるという先入観が邪魔してか、飲んだ直後にいきなり身体が熱くなりだした。
お見舞いに来てくれた妻が剥いてくれたリンゴを食べるも強烈な吐き気がこみ上げてきた。
落ち着いて水をゆっくりと飲み、なんとか嘔吐は免れた。

「さすが強い薬だけのことはあるねぇ。舐めてかかると危ないなコレ!」
※ これは、空きっ腹にリンゴの一気喰いによるものであり、薬の副作用とは一切関係ないという説もある。初回から、しかも服用後5分もしないでこんな事が起きるような薬なら、危なすぎである。

その後も特にどこかの痛みや苦しさなどの副作用を感じることもなく、過ごすことが出来た。

5日後、果たして薬の効果は???

薬を飲むようになると、今度は採血の結果を見るのが何よりも楽しみになる。
採血をした日は、看護師に「検査の結果が早く見たい!」と迫るほどにだ。

2〜3日に1度採血を行うのだが、服用から5日ほど経つと58万もあった白血球が49万程にまで減り、その後も40万、35万、30万と徐々に減って行った。
急激に減るわけではないのだが、経過も良く「予定通り2週間の入院で済みそうですね!」とのことであった。

腫瘍崩壊も起こらず…しかし

1日2リットルの継続的な生食の点滴に加え、意識的な水分補給のおかげでどんどん排泄を行っていたためか、腫瘍崩壊や血尿もなく、むしろ元気すぎる患者としてロビーでまったりしたり看護師さんと談笑したりと楽しんでいた。
食事制限も無いため、毎日のように来てくれる妻と一緒にロビーでお弁当を食べながら「早く退院していつものように毎日カフェ行こう」などと気楽な気持ちでいた。

ただ、気になる点はやはり入院前からある左足の脛の2つのシコリ。
そして入院初日に気づいたお尻の右側の奥深くに感じる妙な腫れだ。
何ともなければ良いのだが、当然何とも無いわけが無かったのである。
いよいよこの後、さすがに凹まざるを得ない決定的なことが起こるのである。