白血病をやっつけてめっちゃ元気に生きてるおっさんブログ

骨髄性白血病(CML)、急性転化、皮膚浸潤、同種造血幹細胞移植について

味覚がゼロへ!移植前処置はじまる。

初の抗ガン剤投与

9/27
移植に向けて、いま体内にある全ての白血球をゼロにするため、シタラビン、フルダラ、ブスルフェクス、アルケランといった薬を小分けに6日かけて投与して行く。
以前、先生からは「移植の際は死の手前まで一旦行っていただくのでしっかり体力をつけておきましょう」と言われていた。
移植前処置の抗ガン剤について、様々な資料を調べていると確かに「致死量の投与」と書いてある。
改めて、なんと恐ろしい処置なんだと感じた。

そして、何故そうイメージしていたのかが分からないのだが「抗ガン剤」と言うものは毒々しく煮えたぎったドス黒く赤い液体で、見るからにやばそうな色をしているのではないか?
と思っていたのだが、実際には無色透明の液体であった。
今思えばドラゴンボールに出てくる超神水が影響していそうだ。

強力な薬品のため皮膚や目に触れると一大事なので、処置する方も顔面を覆うフェイスガード、マスクやエプロン手袋やらとフル装備で登場。
まるでアンブレラ社の研究員の様な格好だwww
設置が終わったらあとは点滴の機械にお任せです。

白血球がやられていく! その代償は!?

2日に1度の採血のたびにみるみる白血球が減っていく。
限りなくゼロになるまで約6日ってところ。

投与から2日後、定期的な吐き気を催し、味覚がなくなり甘さ以外が一切わからなくなる。
この味覚が無くなるというのは、予想以上に辛いものだ。
僕の場合はかろうじて甘さだけはわかる状態であった。
が、甘さ以外の塩っぱい、辛い、酸っぱいに関しては全くと言って良いほどわからなくなる。
どんなイメージか分かりやすくしますね。

  • うどん、そば→粘土を食べているみたい
  • お米→粘土を食べているみたい
  • 焼き魚→粘土を食べているみたい
  • お肉→粘土を食べているみたい
  • スープ→泥を飲んでいるみたい
  • デザート→まぁまぁ美味い!

どーすりゃ良いんだよ!!
おねんどお姉さんが作った粘土細工を間違えて食べてしまった人か!!
つまり、味覚をつかさどる舌の味蕾(みらい)がバカになってしまったのだ。
この味蕾が入れ替わるまでには3〜4週間もかかる見込み。
なんとか食べられるものを探さねば〜!!