白血病をやっつけてめっちゃ元気に生きてるおっさんブログ

骨髄性白血病(CML)、急性転化、皮膚浸潤、同種造血幹細胞移植について

だだぴ、移植するってよ

長い戦いが始まる

9/19(水)いよいよ末梢血幹細胞移植を行うためT病院に再入院。
たったの2ヶ月ぶりだが、なんだか帰って来たって感じで懐かしい。
それに前回は色々なプレッシャーの中で過ごしていたが、今回は妙にスッキリと落ち着いた気持ちでいられる。
「これは確実に成功するな」と肌で感じた。

一通り、レントゲンや採血💉などを終えたら特にやることもないのだが「明後日はズイチューしますね」と言われて反射的に「はい、分かりました」と答えた。
えーっとズイチュー、ズイチュー??
髄注!?

先生:「もしも再燃するようなことがある場合、頭に出るパターンがあるんですね。抗ガン剤を投与したら薬剤が身体中を廻るんですが、脳は脊髄としか繋がってないんです。なので、脳だけは脊髄注射で抗ガン剤を入れます。」
マルクとは違うのか??なんだよ脊髄注射って…怖すぎるよー!!!

背中にプスリ

9/21(金)
マルクは腰の骨から髄液を抜くやつだけど、あれはそんなに痛くないよね。
でも脊髄注射って背骨の骨と骨の間に針を入れるやつか?もしかして…
なんてことを考えながら担当医が来るのを待つ。
予定時間を少し過ぎた頃、若い男の先生と看護師が3人ほど来た。
ねぇねぇちょっと多過ぎじゃない?(^_^;)

「私は見守りで来てるだけです〜😊」とベテラン風の看護師さんがベッド横に立つ…
誰の見守りじゃ!?新人看護師さんの見守りならここに立つ必要ないだろ。
先生が「はい、ではだだぴさんね、横向きに寝てなるべく背中を丸めて下さいね。これがポイントなんですよ♪」と言った。

マルクじゃない…マルクならうつ伏せに寝るだけだ。
今ここで出来るだけ丸くなる姿勢が必要な理由はただ一つ、背骨の骨と骨の間隔を広げ、針を脊髄に入れやすくするためである。
背骨には沢山の神経が通っていることは誰もがご存知だろう。

ってことは、見守りの看護師の役目ってのは(((;゚Д゚)))…

もしも暴れた時に全力で押さえつける役決定!!

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消毒が終わり、まずは麻酔から。
これは相変わらずピリ辛な痛みであるが可愛いものである。
しっかりと麻酔が効いたのを確認して「はい、では脊髄注射の針を入れますね〜」と針が背中に入ってくる。
(いつだ?どのタイミングで暴れる程の痛みが来る??)
息を殺してその時を待つ…のだが、全然来ない。
先生も「うーん…あれ〜?」と言っては針を動かしている。
「どうしたんですか?先生」と聞くと、しっかりと脊髄に針が刺さると髄液が確認出来るため、そこではじめて抗ガン剤が打てるのだが、なかなか僕の脊髄にヒットしないとのことであった。
えーちょっと頼みますよ!! ヽ(`Д´)ノ

こんなタイミングで大地震が!!

「もう一回試しますね、すいませんね!」と髄注チャレンジPart.2がスタート。
とここで、ベッドと身体がガタガタと揺れだした!!
「マジか、こんなタイミングに地震!?すごい揺れてますね」と言ったのだが看護師さん達は「(・o・)いえ、全然揺れてないですよ?」と言う。

なんと!迫りくる未知の恐怖に耐えながらも、心と身体の緊張状態が長く続いていた僕自身がガタガタと揺れていたのであった!!

場所を変え再度試みるが2回目惜しくも失敗…。
先生も「ごめんなさい、これ以上続けても負のスパイラルに入りそうなので先生呼びます!」と、メイン担当医の先生にヘルプコール。

結果は実にお見事!!
とてつもないスピードで脊髄にクリーンヒット。
痛み?まーったく無し♪
長年の経験なのか、思い切りの良さなのか、センスなのか、この先生の処置は毎回ビックリするほどに早い。
若い先生もこうして多くの経験を重ねてベテラン医師になるんだろうな。
頑張れー!!本当に医療現場の人達ってすごい。
先生方、看護師の皆様、ありがとうございました。

で、どんな針が入ってたのか気になり写真を撮らせて頂きました。
10cmは軽くオーバーしてるそうです。

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週末は一時帰宅♪

週末の3連休は一時帰宅の許可を頂いた。
大好きなカメラマン、光の魔術師ことイルコ・アレクサンダロフ氏が銀座のソニーに来て、ミラーレス一眼を使った昼と夜のストロボ撮影についてトークしてくれるというイベントがあり参加。
youtubeで見ていた憧れのカメラマンにこんなタイミングでお会い出来るイベントがあり大感動!!
光に拘ったとても美しいポートレート撮影をするカメラマンです。
ありがとうイルコー!!!

その後、妻と銀座デートからの実家で親戚一同集まってのパーティ。
翌日は妻のバースデーを祝うことも出来た😊
チビ達ともたっぷり遊び、充電はバッチリだ👍

ぎゃー!マルクΣ(゚д゚lll)再び

外泊も終えていよいよ明日、病室に戻って来た私を待っている残り2つの処置があることを思い出した。

  1. 首への中心静脈カテーテル挿入(CVC)
  2. 3度目のマルク(骨髄穿刺)

((((;゚Д゚)))))))あばばばばば